良いチランジアの選び方
1.下葉の付け根が茶色く変色している。
株下部の下葉をめくると(葉が折れたり、落ちやすいものもあるので慎重に調べてください)、芯(株の中心)に近い部分が濡れたような感じで柔らかく、茶色く変色し、下葉がぐらついている株がありますが、芯が腐っている可能性があります。
チランジアは芯が腐ってしまうと、さし穂も根出しもできないので、この状態だともう手遅れです。
■回復するのに時間が掛かる株
1.株全体または下部が変色している。
半分以上変色している場合は、成長に支障を来しています。
例:ハリシーの場合、葉が黒ずんでいる。ハリシーは水好きですが、日本は湿度が高いので蒸れによる障害が考えられます。
ブッツィー、ブルボーサの場合、株の下部が茶色く変色している。
2.下葉が枯れ込んでいる。
茶色くカサカサと乾燥した下葉の付け根を調べて腐っていないようであれば、夏、冬以外の時期にソーキングを行ったり、適度な水やりでじっくり仕立てるつもりでメンテナンスすれば、調子を取り戻すかもしれません。
枯れ葉は水やり後の蒸れを避けるために取り除きます。(葉の取り除き過ぎに注意)また、温度変化による枯れ込みは患部が広がる恐れがあるので、アルコールもしくは手持ちの家庭用消毒薬で殺菌し、乾いたティッシュ等で拭いたハサミを用いて切り落とします。
3.しわが寄っている。
売り場で、長期間水やりされていないか、水やりが足りていない状況です。
腐るよりも希望がありますが、全体的に茶色に枯れ込んでいると見込みがありません。
また、カラカラの状態でバークに株の根元をがっちりボンドで接着されているような雑貨の延長的な株は、その後のメンテナンスを考えるとお勧めできません。
4.他のものと比べて株が軽い。
わかりづらいですが、売り場に置かれている同種、同サイズの株を手にとると分かります。
水やりが長期的に足りていないので、夏、冬以外の時期にソーキングを行ったり、適度な水やりでじっくり仕立てるつもりでメンテナンスすれば、調子を取り戻す場合もあります。
■出荷元チランジアの現状
1.根が無い。
現在、量販店等で手に入る株は出荷時に根を切断されたものが大半ですが、根がある株の方が成長スピードが早く、花咲きもよく調子が良いです。
チランジアは花が咲くと受粉とは関係なく、子株が脇から生えて来ます。
チランジアの根は気根と呼ばれ、水分を吸収しないと言う説が大半を占めている様ですが、植物の根で水分を吸収しないと考える事自体生物学的に無理があると感じざるを得ません。スムーズな成長を望むのであれば、根のある株を探すことをお勧めしますが、根が無くても元気そうな株を選び、その種にとって良い環境を保って根出しを待つ事もできます。
※手練のチランジア趣味家の方による、一部のチランジアは素焼き鉢に濡れた水苔を堅くしぼって植え込むと調子が上がるという説がありますが、好環境(風通しが良く、気候が良い場所等)に於いての栽培法であると思われます。都心居住の方や初心者の方にはいわゆる緑葉系を除きお勧めできかねます。